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2013年6月15日 (土)

長野堰円筒分水堰

今日は、群馬県高崎市の長野堰円筒分水堰を見に行ってきました。

現地の2004(平成16)年3月に長野堰土地改良区が設置した案内板には、「長野堰は、群馬郡榛名町(※現在は高崎市と合併)大字本郷地内の利根川水系烏川より取水する頭首工を起点として、受益面積約1,000ha、取水量最大6.797㎥/S、幹線水路は、頭首工より円筒分水堰まで約8km、かんがい用水として利用される他市街地全域の防火用水、環境美化用水に寄与しています。」と記されています。

長野堰頭首工と円筒分水堰間のサイクリングも考えたのですが、時間もないので車で円筒分水堰のみを見に行くことにしました。

円筒分水堰付近から上流を見た長野堰幹線水路です。

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発泡スチロールの”救命いかだ”に乗った雛鳥です。発泡スチロールはひもで水路の柵に結んであります。

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長野堰円筒分水堰です。

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案内板には、「この円筒分水堰は、1962年に県営幹線水路改修事業の一環として設置された配水施設で、自然落差を利用して、地獄堰、上中居堰、矢中堰、倉賀野堰の4堰に正確に受益配分されるよう設計された、全国でも珍しい分水施設です。かつて水利の乏しい地区では、干ばつのたびに激しい、水争いが起きましたが、円筒分水堰が設置されてからは、争いは落着しました。地獄堰の名は、激しい水争いの名残でしょうか。」と記されています。なお、詳しいことは分かりませんが川からの取水を前提としている地域なので「堰」という言葉は「用水(路)」を示しているのだろうと思います。

下の写真で、最も左側の道路の下に流れて行く水路が地獄堰、その右側が上中居堰、正面が矢中堰、最も右側の草地の向こう側が倉賀野堰になります。面白いのは各堰を分ける仕切りが4か所あるべきなのに2つしかないことです。また上中居堰と矢中堰の仕切りはコンクリートではなく木材です。仕切りがなくても水があふれ出てくる円筒の外側水路部分の傾斜により正確な配水は可能なのかもしれませんが、今まで見た円筒分水堰とは仕組みが異なるようです。

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円筒分水堰の上流左岸側に「極楽用水改良記念碑」がありました。「恐しや地獄の関と思ひしが 悟ればこゝぞ極楽の堰」と刻んであります。かなりユニークな記念碑だと思います。裏面の内容から、篆額碑文の揮毫者は分かるのですが、撰文は技術官の方のようで・・・これは裏面のみかと思われ、表面の「歌」の作者は分かりませんでした。

碑が建立されたのがいつかは分かりませんが、記念碑の趣旨は1934(昭和9)年から1950(昭和25)年までの円筒分水堰設置以前の下流水路の改修(良)記念のように思えます。しかしながら、その一方で円筒分水堰ができたことによって正確な受益配分ができるようになったことを喜んでいるようにも・・・思えなくもありません。

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おみやげに、書店によって”ぐんまちゃんとお散歩 群馬のいいとこ、めっけた”という本を買って帰路に着きましたが、帰りの高速は予報どおりの豪雨でした。これで今年の空梅雨も一段落という感じでしょうか。

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コメント

円筒分水、今が盛りですね。
先週から、用土の方に、輪行して行こうとしています(汗)。

用土のあたりでは裏作の麦も刈り取られ、いよいよ田植えという感じでしょうか・・・。
用土の円筒分水は少々気まぐれ気味coldsweats02のような気もしますが、きっと見られるんじゃないかと思いますgood

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