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2013年5月 4日 (土)

白沢峠(嶺方峠)

今日は、昨年のGWに自転車で走られた方のブログを読んでからこの時期に行きたいと思っていた長野県白馬村の白沢峠に行ってきました。

前日の夕刻に車で出発。折しもGW後半の4連休の初日・・・高速の下り渋滞が心配されるところですが、これから走る関越道や上信越道の区間に限っては渋滞が夕刻前に解消しており、見込みどおりに快調に走れました。更埴ICで降りて夕食。オリンピック道路を西に進みます。昨年の夏にお世話になった道の駅「ぽかぽかランド美麻」は温泉施設があるためか夜間にもかかわらず1BOX車などが駐車場にビッシリ。停めることができず先に進んで仮眠の場所を確保しました。

早朝、日の出前にサンサンパーク白馬を、白沢峠を目指して出発です。ちなみに今日の大町市の日の出は午前4時46分です。

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白沢峠に到着。気温は2度。雑草の葉にうっすらと霜が降りていました。白沢峠には朝日に輝く北アルプスの山並みを見ようと登ってきたのですが、日ごろの心掛けのせいか100%の目論見どおりにはなりませんでしたが・・・きれいでした。

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次に鬼無里村の道路元標を見るべく国道406号線を鬼無里側に一度下ります。道路元標を確認してUターン。行政的には長野市(旧鬼無里村)、小川村を経て、白馬村に入り白沢峠となります。途中、橋の親柱の「県道白馬長野線」の古い表示や、国道標識の地名「白馬村白沢」を確認しながら戻ってきました。

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再び白沢峠に到着です。さっきとは山の色が違います。八方尾根から唐松岳への稜線がきれいに見えます。余談ですが、額縁写真は(も?coldsweats01)難しいです。レンズによっても違いますし、どのくらいトンネルの中に入ってから撮るか、右の側壁に寄って撮るか、左の側壁に寄って撮るかによっても違いますし、カメラの視野率に影響を受けちゃったり・・・やっぱり難しいです。

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下の写真はブログ等を見ても掲載の少ない、白沢洞門西側入口から振り返って撮った写真です。

実はこの記事の表題をつけるときに悩んでしまったのですが、候補として考えたものが「白沢峠」「嶺方峠」「白沢洞門」の3つでした。「白沢」と「嶺(峰)方」は国道標識の地名にも表示があり、峠の東が「白沢」で西が「嶺方」のようなのですが、峠には峠の先の地名が峠名になっているものも多く・・・その他Web等でいろいろと調べた結果に加え、現地の表示が東も西も「白沢洞門」になっていましたので「白沢」の地名で良いのかなぁ・・・と考えましたが、今回の行程の参考にした「自転車人」(2011年秋号)(山と渓谷社)の記事中の地図では「嶺方峠 1092m」としています。おそらく自転車界では「嶺方峠」が主流なんだと思います。

次に、「峠」か「洞門」か「隧道」かで・・・またまた考えてしまいました。Webでいろいろと調べた結果に加え、現地を見ても、下の写真からも明らかなように、もともと隧道があったところに、西側の入口外側に現場打ちのボックスカルバート型落石覆工(洞門)を、東側の入口外側に門型落石覆工(洞門)を施工したもので、鬼無里側にある「藤口隧道」の様子から見て、かつては「白沢隧道」の銘板が下の写真の黄/黒ゼブラの上部にあったのではないか・・・と推測したりもしたのですが、どうにも憶測でしかなかく、もしかすると「嶺方隧道」だったかもしれないし・・・ということで、結果として「白沢峠(嶺方峠)」と表記することにしました。

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白馬村側に下ります。思わず車を停めたくなるような五竜岳の景色です。頂上附近には「武田菱」の雪形がうっすらと見えます。マウスをのせると雪形の位置が示されます。

最短距離で青木湖北側に下り、青木湖を右に見ながら南に進み、写真家の方々が大勢おられる中綱湖の南側から鹿島槍スポーツヴィレッジに登ります。

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まずは猿ヶ城烽火(のろし)台に向かいます。案内板によれば戦国時代に仁科氏が築いたもののようですが・・・何ともいえない感じですので、烽火台の写真ではなく烽火台から見た青木湖と中綱湖です。同様に木崎湖も良く見えます。

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次に猿ヶ城峰に登ります。三等三角点「萱平」 標高1,333.0mがあります。この山への坂は短いですがかなり急で、下りは落ち葉があるので滑りました。猿ヶ城峰の南東側のピークには明治時代に設置されたであろう山林局次三角點があります。当方が次三角點を見たのは昨年の八方尾根が最初ですが、今回は小熊山に山林局主三角點があることなのでそれを見たかったこともこちらの山に登ってきた理由の一つです。

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南に進み、パラグライダーの離陸広場に出ます。先ほど紹介した「自転車人」の表紙を飾っていた広場です。木崎湖がきれいです。この離陸広場の南側には四等三角点「唐沢」 標高1,278.2mがあります。

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更に南に進み小熊山を登ります。現地の案内板には「北アルプス展望台」や「安曇野展望台」の記載がありますが、樹木が育ってしまったせいか展望はありませんでした。パラグラーダーで飛んでいるとどんなにきれいに見えるんだろう・・・と思ったりもしました。

閑話休題。小熊山の頂上です。標柱右側が三等三角点「小熊頭」 標高1,302.6m、左側が山林局主三角点です。

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山林局主三角点です。

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小熊山を降りて林道小熊黒沢線から見た鹿島槍ヶ岳です。鶴と獅子の雪形が見えます。マウスをのせると雪形の位置が示されます。

これにてトレッキングは終了です。その後、双体道祖神を見て、

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道の駅ぽかぽかランド美麻近くの国指定重要文化財「旧中村家住宅」(1997(平成9)年12月3日指定)を見学して、「式台構えがあるところは埼玉県日高市の巾着田近くの旧新井家住宅と同じなんだぁ・・・」と思ったりしながら、

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昨年の夏からの宿題であった、道の駅おがわにある「本州の重心地」のモニュメントを確認して帰路につきました。

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それにしても帰路の渋滞は、上信越道が20キロ、関越道が40キロとのことでいろいろ工夫しながら帰ってきましたが、GW中の外出はやはり疲れます。

※ 本日見た標石です。

左上 上水内郡鬼無里村道路元標
右上 三等三角点「萱平」 標高1,333.0m
左下 三等三角点「小熊頭」 標高1,302.6m
右下 四等三角点「唐沢」 標高1,278.2m

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※ 参考とさせていただいた本など
近田信敬「新版 信州雪形ウォッチング」(信濃毎日新聞社)
「自転車人」(2011年秋号)(山と渓谷社)

※ この記事中の三角点の点名は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから、標高は地理院地図から引用したものです。

※ 2013(平成25)年5月17日追記:山梨県甲州市(旧塩山市)と山梨市(旧東山梨郡三富村)の境にあり、廃トラックがある白沢峠に関する当方の記事はこちらです。

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コメント

この白沢峠と木崎湖を見下ろす絶景ポイント、私も後半に行く候補になっていました。
白沢峠、確かに自分も迷いましたが、ご記載されたとおり、自分も自転車的には嶺方峠なのかなと感じていました。
実はGW後半に行く候補に挙がっていましたが、体力的に、より厳しい方を優先しました。

コメントありがとうございます。
峠の名前は真剣に調べだすとキリがありませんが、嶺方峠(みねがたとうげ)の方が同じ登っても達成感が大きいような・・・coldsweats01

こんにちは。
トレッキングで行かれたんですね。烽火台からの景色は自転車で行っては見れない?素晴らしい景色ですねー、結構遠いのでなかなか行けないエリアですが、細かくじっくり見たい場所ですね。

嶺方峠という名称は地元の人も使わず、聞いても伝わらないようです。
ツーリング系自転車乗りにはすぐピンとくる不思議な名称ですよね(笑
自転車人の地図は私が作ってますが、本文に合わせて「嶺方峠」という名称を入れてあります。

>kuma_ogaさん
コメントありがとうございます。
やっぱり歩きとの組み合わせも時に必要になりますが、烽火台付近で42Bのランドナーの方をお見かけし、ゆったりと走る自転車の雰囲気がすごく良かったです。その雰囲気を醸し出せるって、うらやましい感じがしました。
嶺方峠のお話、ありがとうございます。できることなら、こちらもゆったりと探訪してみたいものと思っています。

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