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2013年5月

2013年5月26日 (日)

オープンガーデン

今日は、寄居町大字西ノ入地内のお宅のオープンガーデンを訪ねて見ました。今までオープンガーデンを訪れたことは一度もないのですが、tomochanさんのブログ「荒川上流Giro Giro日記」のこちらの記事を読んで行ってみようと思い立ちました。

バラの多さと綺麗さに圧倒されてしまいました。とても個人のお宅のお庭とは・・・という感じです。バラにはそれぞれ名札がついていました。

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こちらはベルサイユのバラ。

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こちらはノックアウト。

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こちらは・・・?

そしてキャサリンとノラにも会えて良かったです。

※ 大変にきれいな多くの種類のバラを見させていただき、ありがとうございました。ブログへの掲載のお許しをいただきましたので、紹介させていただきました m(_ _)m

帰り道、たくさんのきれいなお花を販売しているお店に寄ったのですが・・・ギョエッsign02

※ 2013(平成25)年6月1日追記
きっと法的に販売可能な園芸品種なのだろうと思います・・・----------追記終了

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2013年5月25日 (土)

八倉峠の”開通”

今日は、長いこと八倉峠で通行止になっていた御荷鉾スーパー林道が”開通”した(八倉峠の大崩落部分の迂回路の通行止が解除された)とのブログ情報を得ましたので、当方の御荷鉾スーパー林道の自転車未走破区間(八倉峠~杖植峠附近)を走ってきました。

愛車にMTBを積み込んで上信越道下仁田ICから群馬県道45号(下仁田上野)線を走ってデポ地に向かいます。

途中アナグマを見ました。トコトコとアスカーブの脇を餌をあさるべくゴミを鼻でつつきながら歩いて来たのですが・・・何をしようとしているのかはマウスをのせると分かります。

さて本題です。MTBで八倉峠から東に向かって出発です。確かに、かつて迂回路の入口にあった通行止や進入禁止などの表示がなくなっています。近くにあった工事現場の大きめの事務所も撤収されていました。

出発時はガスが上がってきていて大崩落の現場である北側(下仁田町側)の視界はありませんでした。国土地理院の地形図で確認すると迂回路部分は神流町の区域内のように思えます。

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迂回路の従来の御荷鉾スーパー林道との合流地点のカーブです。マウスをのせると帰路に反対側から撮った写真になります。

下仁田町側の林道七久保橋倉線(延長10,404m)の終点との丁字路です。右手前に写っているのは下仁田町が設置した通行止のガードですが、道路の半分程度の部分まで動かされています。ここを右に進むとダートになります。

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しばらくは上りが続きます。人力で動かすのが大変な大きな落石は路肩に移動したようでした。

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盛土で林道が築かれている部分です。

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前回、徒歩で訪れたとき(2009(平成21)年10月24日)にはグチャグチャの水たまりになっていたところです。砕石等を入れて均してありました。

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前回、徒歩で訪れたときは倒木があった辺りです。きれいに片づけられています。

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杖植峠への分岐でしょうか? Web検索を繰り返しても、どうにも杖植峠の正確な位置が判然としません。

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御荷鉾スーパー林道の最高地点(藤岡市と下仁田町の境界)で折り返しです。かつてここには「最高地点1,430m」の表示がありましたが現在は見当たりません。国土地理院の”標高がわかるWeb地図”で調べると標高1,478mぐらいはありそうです。みかぼ森林公園内にも1,470m台の部分がありますが・・・もちろん正確なところは分かりませんが・・・こちらの方が図上計測では数m程度は高そうです。

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新緑の中を戻ります。相変わらず北側は雲海状態ですが、西の彼方には樹林の間から蓼科山などが見えました。

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コーンが置いてある復旧箇所です。前回徒歩で訪れたときは水で洗われて崩れていた箇所のように思います。

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神流町の区域へ戻ってきました。(正確にはもう一度下仁田町の区域に入ってから神流町の区域(八倉峠の迂回路)に戻ります。) この辺りから八倉峠に向かって下りになります。白い標柱は国有林の占用標で、日向山国有林の一部を1984(昭和59)年から旧中里村が村道敷として借り始めたことを表示しているものです。

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八倉峠に戻ってきました。手前に写っている”土塁”が半分ほど均されているのですが・・・非常に微妙な均し方のような気がしました。車高の低い一般の車にとっては本日のルート中では最難関かもしれません・・・。

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今回の迂回路新設で工事移転した峠の祠や石仏は、今日も霧の中に静かにたたずんでいました。

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MTBで走ってみて、八倉峠の”開通”に合わせて、八倉峠~杖植峠附近の部分にも補修の手が入っていることが確認できました。いずれにせよ中津川林道などと同様に奥山のダート林道であることに変わりはありません。

路面の全体状況は廃道化が進んでいる印象を受けた前回と大きく異なり、みかぼ森林公園側の通行止規制が解除されてから下仁田町側の林道七久保橋倉線丁字路までの間は、それなりの通行量があったのだろうと思います。その後、今回の八倉峠の”開通”に合わせて最終的に補修の手を入れたという感じなんだろうと思いました。

これで、3年半がかりで御荷鉾スーパー林道全線67.1kmを自転車で走破したことになります。当方の過去の走破記録については、カテゴリー「240御荷鉾スーパー林道」を御覧ください。

記録
八倉峠⇒御荷鉾スーパー林道最高地点 距離4.46km 高度上昇値224m 所要時間43分56秒 最高心拍数159 平均ケイデンス47

2013年5月18日 (土)

藤尾山・石保戸山

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今日は、前日になって予報による天気の崩れが翌日以降にずれたので、もしかすると眺望も期待できそうな土曜日ということで、御料局三角点の探訪に行ってきました。調べてみると御料局三角点は甲州市の一之瀬の附近では、奥秩父主脈の唐松尾山の西方の尾根上、犬切峠から藤尾山に続く尾根上、そして同じく犬切峠から石保戸山に続く尾根上にあることが分かりましたので、犬切峠からピストンで藤尾山と石保戸山を目指すことにしました。

とは言え、今年に入ってから三窪高原からも、倉掛山からも富士山の雄姿を見ることができていませんので、リベンジということで早朝に家を出て三窪高原から富士山を眺めようという目論見で車で自宅を出発しました。

例によって奥多摩湖です。堰堤附近の写真ばかりでは面白くないので熱海附近からみた”ひょうたん島”です。このところ水位がかなり落ちていて普段見られないものが見えています。

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こちらは以前から撮りたかった写真で保之瀬第一洞門脇のカーブミラーです。この辺りの山フジは色も褪せて盛りはすぎたかなぁ・・・という感じでした。

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一之瀬附近できれいな山ツツジを眺めながら柳沢峠に近づくと甲府盆地側からガスが湧き上がっています。これでは富士山は無理かなと思いながら・・・着いてビックリです。林道笠取線分岐附近に車がビッシリとまっていて、あたりには高級な一眼レフに500ミリくらいの望遠がついた重い三脚を担いだ写真家の皆さんが大勢います。こんなに三窪高原に写真を撮りに行くのだろうか・・・と思ったのですが、後になって分かったことですが、結果は”鳥撮り”の皆様でした。

ということで市営駐車場に車をとめ、笠取林道経由でハンゼノ頭を目指します。

このときはハンゼノ頭にカメラマンが大勢いるものと思って登っていましたのでついつい早足になってしまいました。31分で登り、最大心拍数は169でした。頂上に着いてみる富士山が雲海の向こうに見えています。登ってきた甲斐がありました。第一目標達成です。手前の山は大芝山、三ツ峠山等は雲海の中です。ハンゼノ頭におられた方に、写真家の皆さんのお目当てが鳥であることを教えていただきました。

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場所を移して車で犬切峠に向かいます。到着です。

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準備を整えて藤尾山を目指して防火帯を登り始めます。直登一気が効いて非常に苦しいです。西の方を見ると先日登った倉掛山が見えました。いよいよ防火帯の最上部です。

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ここで一休みにします。今日の薄皮シリーズはコーヒークリームパンです。ふと足元を見ると草刈用ナイロンコード”トリマーキング”風が落ちていました。防火帯の草刈の様子が目に浮かびました。

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犬切峠の向こう側に藤尾山を下りてから登る石保戸山(左端寄りのピーク)が見えています。右手には登りの経路である直登一気の防火帯、手前には1996(平成8)年度から犬切峠側からの開設工事が始まった林道大ダル線がうっすらと左横方向に続いています。

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話を戻して、防火帯の西側から篠ヤブに突入です。踏み跡がありますので問題はありませんが普通のハイキングの範疇は明らかに超えています。尾根上に出て頂上を目指してしばらく進むと・・・・ありました。御料局三角点です。裏面には「二三」と彫ってあるように読めます。初めて見ました。これで本日の第二目標達成です。

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山道を進み藤尾山に到着です。三等三角点「天狗棚」標高1,606.25mがありました。

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来た道をUターンです。振り返ると抜けてきた笹ヤブが見えます。すごいところを歩いています。雨でも降っていたら最悪です。

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防火帯まで戻ってきました。新緑の上に一之瀬の集落、その後ろの沢をつめた位置に唐松尾山のピークがポコッと見えています。御料局三角点間の見通しはバッチリだったようです。

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軽快に下って、今度は先ほどの藤尾山の防火帯から見えた直登一気の石保戸山の防火帯に挑みます。暑くてこれはきつかったです。思わず西寄りの樹林側の日影を選んで歩きました。

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防火帯をヒーコラ登り続けて本日の第三目標の御料局三角点に到着です。裏面には「二四」と彫ってあるように読めます。この位置からは藤尾山の尾根上にあった御料局三角点の位置が見通せました。

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防火帯の登りで脚がつりそうになりましたが、だましだまし歩いて進みます。本日初導入のゲータレードランを飲み始めるのが遅かったのかもしれません。石保戸山が見渡せる激坂の上部で昼食にします。この辺りからは乾徳山や南アルプスも見えました・・・・・・ガッッ~~ン・・・箸がない、フォークもスプーンもない!ではないですか。せっかく持ってきたレトルトのご飯と牛丼を諦めます・・・。非常用に持っているものを食べました。まっ、いざとなれば温めなくても食べられそうですが・・・徒歩歩です。

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下り始めて間もなく・・・ギョエッ、これってクマのふん

一気に下って指入峠です。左側のこんもりとした丘状の部分がノロカワ頭でしょうか。手前左側の平らな広い部分は林道大ダル線の工事で発生したズリ等を転圧して埋め立てた場所かもしれません。峠の名前からすると、昔この近くに焼畑があったのでしょうか。

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再び急坂の防火帯を登って最後の鞍部から石保戸山への激坂です。ここは難渋しました。下を向いて一歩一歩登りました。

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石保戸山の三等三角点「石保戸」標高1,672.85mがある西側頂上です。ご覧のとおりの状況で眺望はありません。東側頂上のある防火帯から笹ヤブが伐開してありますので、それを辿れば思ったより容易にたどり着けます。南側から迂回した方が逆にヤブこぎは大変でした。

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眺望の良い場所まで戻って一休みです。手前の激坂防火帯上部にはマルバダケブキなどが、これでもかという程生えています。写真中央上部が熊のふん?があった急坂防火帯。その右上が藤尾山です。この辺りには草刈用ナイロンコード”鮫牙”風が落ちていました。藤尾山より草が手ごわそうです。

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指入峠まで戻って今度は林道大ダル線を犬切峠を目指して歩きます。距離は3キロ弱。時間にして40分程でしょうか。気持ちの良い林道が続きます。途中、柳沢峠の上に富士山の見える場所がありました。

林道には施工年度毎の起点標があり1年度に300mないし500mずつ工事を進めてきた経緯が分かりました。

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犬切峠に到着し帰路につきます。高橋側に降りて鶏冠神社に寄ってみました。鳥居近くのサワラの大木についての説明板があります。社殿は登ってみましたが荒廃が進んでしまいそうな気配です。社殿の中には、1925(大正14)年5月20日に東京市水源林事務所の東京市技師から奉納された金御幣の奉納額(リンク写真の住所と氏名は消してあります)がありました。

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一気に下って丹波山温泉のめこい湯で入浴。先週より空いていました。今日は道の駅の食堂で「丹波鹿そば」@600円を食べ帰路に着きました。

※ この地域の御料林に関しては多くの資料がWeb上に公開されていますが、中でも目を引いたのは、泉桂子「東京市水源林における戦前・戦後の経営展開」(東京大学農学部演習林報告第104号・2000年)でした。その資料161頁には地図が、172頁には一之瀬周辺の御料林編入に対する気持ちが、194頁には東京市の造林事業が一之瀬周辺に多くの雇用をもたらしたことなどが記されています。造林事業における雇用の最盛期と東京市技師の鶏冠神社への金御幣の奉納時期が重なるところが面白いと思いました。

参考URL:http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/22512/1/esrh104004.pdf

オマケ
道中で見かけたフデリンドウです。かわいらしく、凛としてきれいな花です。

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タイム
(1)柳沢峠市営駐車場 ⇒ 31分 ⇒ ハンゼノ頭(18分撮影) ⇒ 33分 ⇒ 柳沢峠市営駐車場
(2)犬切峠 ⇒ 28分 ⇒ 防火帯上部(7分休憩) ⇒ 7分 ⇒ 御料局三角点(4分撮影) ⇒ 9分 ⇒ 藤尾山(4分休憩) ⇒ 36分 ⇒ 犬切峠
(3)犬切峠 ⇒ 37分 ⇒ 防火帯中腹(10分休憩) ⇒ 3分 ⇒ 御料局三角点(10分撮影) ⇒ 17分 ⇒ 急坂上部(昼食休憩18分) ⇒ 9分 ⇒ 指入峠(4分休憩) ⇒ 37分 ⇒ 石保戸山(東) ⇒ 5分 ⇒ 石保戸山(西) ⇒ 6分 ⇒ 激坂上部(12分休憩) ⇒ 23分 ⇒ 指入峠 ⇒ 43分(林道経由) ⇒ 犬切峠

※ この記事中の三角点の点名及び標高は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから引用したものです。

2013年5月12日 (日)

もうひとつの白沢峠

今年のGWは長野県北安曇郡白馬村の白沢峠(嶺方峠)に行ってきましたが、今日はもうひとつの白沢峠、山梨県甲州市(旧塩山市)と山梨市(旧東山梨郡三富村)の境にある白沢峠に行ってきました。

昨日からの雨はやんだものの、まだ路面が濡れるているなかを車で出発し、奥多摩湖に到着です。ガスが山肌を覆っています。

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国道411号線を西に進みます。徐々に良い天気になってきました。コントラストが効いて陽光に輝く新緑がまぶしいです。ところどころにフジの花が見えます。

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本日のデポ地、一之瀬高橋への分岐です。まだ桜の花が残っています。青空もいい感じになってきました。

今日のルートは他の選択肢(1)国道140号線の広瀬ダム下流方面から登るルート、(2)一之瀬の作場平からヤブ沢峠経由の往復なども考えたのですが、(1)は廃トラックを見ることができなかったり、(2)は往復距離が長すぎたりの難点があって、苦肉の策で一般的ではない今日のルートに決めたものです。

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右折して山道を進みます。犬切峠への分岐を直進し国土地理院の地形図にも寺院の記号が表示されている一之瀬高橋の放光山高橋寺(燈籠に刻まれた名称による)を通過します。

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しばらく悪路を進んデポ地(国土地理院の”標高がわかるWeb地図”によると標高約1,320m)に車をとめ、装備を整え歩き始めます。少し歩くと新しい林道の工事が進んでいてビックリしました。

この辺りの林道には「二輪車進入禁止」系の告知や看板の類がやたらと目立ちます。こちらの林道にも強いトーンの真新しい「バイク進入禁止」の看板がありました。

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当方は昔からある道を歩き続けます。良い雰囲気ですが、いかにもクマが暮らしていそうな山域ですので、今日は音の大きなノルウェーMOEN社製のベルをつけて歩いています。

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約1時間で鳥小屋分岐(”標高がわかるWeb地図”による標高約1,680m)に到着です。デポ地との標高差は約360mで、結構登りがいがありました。下の写真ですと、向かって左側の道から登ってきた感じです。

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一休みです。本日の薄皮シリーズは「ネクターミックスクリームパン」です。ザックの中で少々つぶれてしまいました。

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御料局三角点はないものかと近くのピークに笹ヤブをこいで登ってみましたが、あるのはシカの糞ばかりで何もなし。諦めて西に進みます。

※ 2013(平成25)年11月18日追記 : 後日、近くにある御料局三角点を探訪しました。その際の記事はこちらです。

少し西に進むと、戦後、木材を運んでいたであろうトラックがありました。もっと白沢峠寄りにあるものと思っていましたので、いきなりの出現に少々驚きました。

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この辺の位置関係は下の地図のとおりです。赤線は当方が反時計回りに歩いたルートです。

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この地図は国土地理院の地理院地図(電子国土Web)を使用したものである。(2015(平成27)年7月19日地図差し替え)

気分の良い道を歩きます。それにしても静かです。小鳥のさえずりと、時たまチューニングしているかのようなシカの鳴き声しか聞こえません。

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シラカバと他の木の新芽です。新緑の時期に山が紅葉したかのように見える感じがありますが、この写真を見ていると何となくわかる感じがします。

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白沢峠への途中、2か所の三角点に寄りましたが、登山道と言えるものはなく、笹ヤブをかき分けてシカの糞を踏まないように進む感じですので、登山道から外れて三角点を目指すのは一般的なハイカー向きではないように思います。加えて、どうしても踏み跡に引きずられてしまいますので地図読み力がないと不安になってしまいそうな感じです。

そんなことをしながら、1時間以上をかけて白沢峠に到着です。峠の名前の由来は広瀬湖側から(へ)の山道がある「白沢」に由来するのだろうと思います。写真は歩いてきた道側を振り返って撮ったものです。

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この峠には有名なトラックがあります。思わず「かなり苦労したんだよなぁ・・・」とか話しかけたくなるような雰囲気を感じさせたりもするものの、一方では、今でいえば単なる不法投棄なのかもしれません。戦後、旺盛な木材需要に応えるべく、切り出した木材を満載してこのあたりの林道を走っていたのだろうと思います。

以前からこのトラックを見てみたいものだと思っていましたので、やっと来れたという感じです。このトラックがなければ、今日はこの峠に来ていなかったかもしれません。左前のタイヤには「MADE IN GREAT BRITAIN」の文字がありました。

これで笠取山近くの機械を含め、この附近の戦後の”遺物”を見終えました。

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一休みの後、倉掛山を目指して山道を歩いたり、防火帯を登ったりしながら高度を稼ぎます。白沢峠と倉掛山の標高差は約450mありますので防火帯の登りは結構体力を使います。本日の最大心拍数162はこのあたりで記録しました。振り返って再び一休みです。近くには歩いて来た防火帯、遠くには山らしい形をした木賊山や台形に見える破風山などの奥秩父主脈の山々が見えています。

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やっとのことで倉掛山に到着です。電波塔のある三窪高原の向こうに富士山が見えます。もう少し早く来れば雲が富士山にかかっていなかったような感じがして残念です。マウスをのせると富士山がアップになります。

振り返ると広瀬湖の湖面が広がり、国道140号線のループ橋も枝の間に見えます。その後ろにそびえる山は甲武信ヶ岳手前の木賊山です。

ここで景色を眺めながら昼食にします。今日のメニューはマルちゃんの「黒い豚カレーうどん」とコーヒーです。いつも代わり映えがしません。

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のんびりと休んでから防火帯を下ります。尾根筋からは甲斐駒ケ岳なども望むことができました。

しばらく進んで、海岸に打ち上げられたクジラよろしく骨だけになってしまったシラビソです。樹皮は枝にいたるまでシカが食べています。このあたりの樹木はシカに樹皮を食べられる食害がすごいレベルだと思います。特にサクラやシラビソがひどいように感じました。食害については埼玉県のこちらのHPが参考になります。

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防火帯の終点附近から篠ヤブの中を進んで四等三角点「北沢」に行き、そこから再び始まった防火帯と山道をたどり白沢峠へ。峠から東に向かって沢を下りました。途中登山道に石積みができていたのですが、どう見ても石材は”炭焼き窯変成岩”happy01みたいです。

冗談はともかくこれだけ積むのも大変な労力だろうなぁ・・・と思いました。

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無事デポ地に戻ってきました。帰路につきます。車の腹をこすらないように慎重に運転します。下の写真は一之瀬高橋の風景です。

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国道411号線に出て奥多摩方向に走り一之瀬林道の起点に妙なものがありました。この時期だとフセギの一種か何かなのでしょうか。分かりません。

※ 2013(平成25)年6月6日追記:Web検索の結果から一之瀬高橋地区の「道祖神祭」、または「春駒」に関係したもののように思われますが詳細はなおも分かりません。

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さらに下って道の駅たばやまの「のめこい湯」に寄って入浴(@600円)し、その後、以前から食べてみたかった丹波鹿カレー(辛口)@950円を食べて帰路につきました。

それにしても、今日一日、ほとんど道標がなく、登山者にまったくあわないという珍しい山行でした。シカの姿を見ることもできましたし、以前からの懸案だった笠取小屋への経路も判明し、見てみたかった廃トラック2台も確認することができ、御料局三角点の確認以外は目標達成の天気にも恵まれて暑いぐらいの楽しい1日でした。

※ オマケ
本日探訪した三角点です。左上:四等三角点「鳥小屋」標高1,592.08m 右上:四等三角点「白沢峠」標高1,513.09m 左下:三等三角点「墨川」(倉掛山)標高1,776.53m 右下:四等三角点「北沢」標高1,578.24m

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本日見かけた植物です。左下はマルバダケブキ、右下はハシリドコロだろうと思います。いずれもシカが食べない植物のようです。マルバダケブキについては当ブログの記事「笠取山」にも記載があります。

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タイム
デポ地 ⇒ 1時間2分 ⇒ 鳥小屋分岐(9分休憩) ⇒ 10分 ⇒ 廃トラック(3分休憩) ⇒ 23分 ⇒ 鳥小屋三角点(7分休憩) ⇒ 23分 ⇒ 白沢峠三角点 ⇒ 19分 ⇒ 白沢峠(19分休憩) ⇒ 39分 ⇒ 防火帯の急坂(6分休憩) ⇒ 25分 ⇒ 倉掛山(46分休憩・昼食) ⇒ 39分 ⇒ 北沢三角点 ⇒ 10分 ⇒ 白沢峠(6分休憩) ⇒ 37分(デポ地)

※ この記事中の三角点の点名及び標高は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから引用したものです。

2013年5月 4日 (土)

白沢峠(嶺方峠)

今日は、昨年のGWに自転車で走られた方のブログを読んでからこの時期に行きたいと思っていた長野県白馬村の白沢峠に行ってきました。

前日の夕刻に車で出発。折しもGW後半の4連休の初日・・・高速の下り渋滞が心配されるところですが、これから走る関越道や上信越道の区間に限っては渋滞が夕刻前に解消しており、見込みどおりに快調に走れました。更埴ICで降りて夕食。オリンピック道路を西に進みます。昨年の夏にお世話になった道の駅「ぽかぽかランド美麻」は温泉施設があるためか夜間にもかかわらず1BOX車などが駐車場にビッシリ。停めることができず先に進んで仮眠の場所を確保しました。

早朝、日の出前にサンサンパーク白馬を、白沢峠を目指して出発です。ちなみに今日の大町市の日の出は午前4時46分です。

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白沢峠に到着。気温は2度。雑草の葉にうっすらと霜が降りていました。白沢峠には朝日に輝く北アルプスの山並みを見ようと登ってきたのですが、日ごろの心掛けのせいか100%の目論見どおりにはなりませんでしたが・・・きれいでした。

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次に鬼無里村の道路元標を見るべく国道406号線を鬼無里側に一度下ります。道路元標を確認してUターン。行政的には長野市(旧鬼無里村)、小川村を経て、白馬村に入り白沢峠となります。途中、橋の親柱の「県道白馬長野線」の古い表示や、国道標識の地名「白馬村白沢」を確認しながら戻ってきました。

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再び白沢峠に到着です。さっきとは山の色が違います。八方尾根から唐松岳への稜線がきれいに見えます。余談ですが、額縁写真は(も?coldsweats01)難しいです。レンズによっても違いますし、どのくらいトンネルの中に入ってから撮るか、右の側壁に寄って撮るか、左の側壁に寄って撮るかによっても違いますし、カメラの視野率に影響を受けちゃったり・・・やっぱり難しいです。

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下の写真はブログ等を見ても掲載の少ない、白沢洞門西側入口から振り返って撮った写真です。

実はこの記事の表題をつけるときに悩んでしまったのですが、候補として考えたものが「白沢峠」「嶺方峠」「白沢洞門」の3つでした。「白沢」と「嶺(峰)方」は国道標識の地名にも表示があり、峠の東が「白沢」で西が「嶺方」のようなのですが、峠には峠の先の地名が峠名になっているものも多く・・・その他Web等でいろいろと調べた結果に加え、現地の表示が東も西も「白沢洞門」になっていましたので「白沢」の地名で良いのかなぁ・・・と考えましたが、今回の行程の参考にした「自転車人」(2011年秋号)(山と渓谷社)の記事中の地図では「嶺方峠 1092m」としています。おそらく自転車界では「嶺方峠」が主流なんだと思います。

次に、「峠」か「洞門」か「隧道」かで・・・またまた考えてしまいました。Webでいろいろと調べた結果に加え、現地を見ても、下の写真からも明らかなように、もともと隧道があったところに、西側の入口外側に現場打ちのボックスカルバート型落石覆工(洞門)を、東側の入口外側に門型落石覆工(洞門)を施工したもので、鬼無里側にある「藤口隧道」の様子から見て、かつては「白沢隧道」の銘板が下の写真の黄/黒ゼブラの上部にあったのではないか・・・と推測したりもしたのですが、どうにも憶測でしかなかく、もしかすると「嶺方隧道」だったかもしれないし・・・ということで、結果として「白沢峠(嶺方峠)」と表記することにしました。

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白馬村側に下ります。思わず車を停めたくなるような五竜岳の景色です。頂上附近には「武田菱」の雪形がうっすらと見えます。マウスをのせると雪形の位置が示されます。

最短距離で青木湖北側に下り、青木湖を右に見ながら南に進み、写真家の方々が大勢おられる中綱湖の南側から鹿島槍スポーツヴィレッジに登ります。

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まずは猿ヶ城烽火(のろし)台に向かいます。案内板によれば戦国時代に仁科氏が築いたもののようですが・・・何ともいえない感じですので、烽火台の写真ではなく烽火台から見た青木湖と中綱湖です。同様に木崎湖も良く見えます。

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次に猿ヶ城峰に登ります。三等三角点「萱平」 標高1,333.0mがあります。この山への坂は短いですがかなり急で、下りは落ち葉があるので滑りました。猿ヶ城峰の南東側のピークには明治時代に設置されたであろう山林局次三角點があります。当方が次三角點を見たのは昨年の八方尾根が最初ですが、今回は小熊山に山林局主三角點があることなのでそれを見たかったこともこちらの山に登ってきた理由の一つです。

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南に進み、パラグライダーの離陸広場に出ます。先ほど紹介した「自転車人」の表紙を飾っていた広場です。木崎湖がきれいです。この離陸広場の南側には四等三角点「唐沢」 標高1,278.2mがあります。

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更に南に進み小熊山を登ります。現地の案内板には「北アルプス展望台」や「安曇野展望台」の記載がありますが、樹木が育ってしまったせいか展望はありませんでした。パラグラーダーで飛んでいるとどんなにきれいに見えるんだろう・・・と思ったりもしました。

閑話休題。小熊山の頂上です。標柱右側が三等三角点「小熊頭」 標高1,302.6m、左側が山林局主三角点です。

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山林局主三角点です。

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小熊山を降りて林道小熊黒沢線から見た鹿島槍ヶ岳です。鶴と獅子の雪形が見えます。マウスをのせると雪形の位置が示されます。

これにてトレッキングは終了です。その後、双体道祖神を見て、

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道の駅ぽかぽかランド美麻近くの国指定重要文化財「旧中村家住宅」(1997(平成9)年12月3日指定)を見学して、「式台構えがあるところは埼玉県日高市の巾着田近くの旧新井家住宅と同じなんだぁ・・・」と思ったりしながら、

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昨年の夏からの宿題であった、道の駅おがわにある「本州の重心地」のモニュメントを確認して帰路につきました。

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それにしても帰路の渋滞は、上信越道が20キロ、関越道が40キロとのことでいろいろ工夫しながら帰ってきましたが、GW中の外出はやはり疲れます。

※ 本日見た標石です。

左上 上水内郡鬼無里村道路元標
右上 三等三角点「萱平」 標高1,333.0m
左下 三等三角点「小熊頭」 標高1,302.6m
右下 四等三角点「唐沢」 標高1,278.2m

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※ 参考とさせていただいた本など
近田信敬「新版 信州雪形ウォッチング」(信濃毎日新聞社)
「自転車人」(2011年秋号)(山と渓谷社)

※ この記事中の三角点の点名は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから、標高は地理院地図から引用したものです。

※ 2013(平成25)年5月17日追記:山梨県甲州市(旧塩山市)と山梨市(旧東山梨郡三富村)の境にあり、廃トラックがある白沢峠に関する当方の記事はこちらです。

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