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2010年4月10日 (土)

夜叉神峠

今日は、以前から行きたいと思っていた夜叉神(やしゃじん)峠に行ってきた。行く時期は、甲府盆地の桃の花と雪をいただいた白根(白峰)三山を見たいので4月上旬が良いと思っていた。愛車にロードバイクを積み込んで夜明け前に出発。

中央高速を西に進む。一宮御坂ICあたりでは、予想どおり桃の花がきれいだった。境川PAで一休み。白根三山、鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、茅ヶ岳、奥秩父の山々が霞んではいるものの良く見える。天気予報は曇がベースだったので嬉しい誤算である。写真の雪山は白根三山。

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中央高速を降りて釜無川に向かう。信玄堤(霞堤)を見るためである。以前、埼玉県比企郡鳩山町の霞堤を調べていたとき、 信玄堤の技術が伝播されてきたと受け取れる資料を図書館で読んだ。それ以来、信玄堤を見てみたいと思っていたのである。

信玄堤(草の生えている部分)に説明板があった。後ろの橋は信玄橋。説明板の左側は甲斐駒ヶ岳である。

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更に西に進んで、今度は御勅使川(みだいがわ)右岸の将棋頭を訪ねた。立派な説明板である。将棋頭は左右両岸にあるのだが、少し離れた場所にある右岸側の公園で散歩をしていた年配の方に場所を聞いたのであるが左岸側のものしかご存知なかった。ということで、苦労して見つけた右岸側の将棋頭である。

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説明板によれば、将棋頭は堤防の形が将棋の駒の頭に似ているために、そう呼ばれているもので、その目的は、信玄の時代に御勅使川の激流を二分し、水流を弱めるためのものとのことであった。

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南アルプス市の旧芦安村に入る。南アルプス林道の起点である。延長は非常に長い林道であるが、公の規制によって自転車では夜叉神峠までしか行くことができない。

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南アルプス市立南アルプス芦安山岳館である。ここに到着するまでに御勅使川の左岸側を上って来ると激坂が味わえる。

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この山岳館(入館料@200円)は訪れてみる価値がある。北岳山頂にあった先代の三角点標石の現物が展示されているほか、地形、動植物、山村の生活、山岳案内人紹介など一通りの常設展示、山岳関係・地図関係の豊富な図書などもあり、企画展示も行われていた。

また、敷地内には四等三角点「芦安」標高886.71mが設置されており、展示のためのやぐら(測量標)もあった。

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今日は、ここを起点としてロードバイクで上り始める。いきなりの激坂である。長さは250m程度であるが勾配は13.3%。心拍数も一気に157まで上がる。これを経験してしまうと相対的に後が楽になる。

山の神ゲートである。

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行程中唯一のトンネルである。今日の起点から1,586m地点で、ここまでの平均勾配は7.5%である。

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周囲の景色を見ながら夜叉神ゲートに到着。途中では大きなシカと眼が合ったりもした。夜叉神ゲートは、今日の起点から6,491m、獲得標高497m、平均勾配7.7%である。写真を撮りながら150拍を下らない感じで上った所要時間は48分57秒。写真左奥の小屋の中には管理人さんがいる。自動車はもちろん、自転車、歩行者までもが通行止と表示されていた。

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少し休憩して夜叉神峠に登る。登山口(標高1,380m)である。

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歩きやすい道を心拍数が150を超えないように歩いて夜叉神峠に到着である。ポラールでの気温は17度。風もなく暖かい。写真では道標の左側から登ってくるイメージである。峠に到達した途端に前方の視界が一気に開け非常に気分が良かった。ガイドブックでは登り1時間程度と記してある道のりである。

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夜叉神峠小屋(標高1,792m)からの白根三山の眺望である。どこがピークか分かりづらいが右側のピークが我が国第2の高峰、北岳である。北岳の標高や三角点の設置に関しては国土地理院のHPに詳しい。

北岳には、以前テントを背負って登ったことがあるが、山頂近くの山小屋脇での夜中の強風と雨が良い思い出である。考えてみれば、南アルプス方面に来たのはそれ以来のことである。

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峠小屋の脇にカメラが設置してあった。このカメラの映像は南アルプスネットで見ることができる。

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下山する。麓の芦倉にある日帰り温泉金山沢温泉に寄る。市営の温泉で入浴料は市外在住者@550円、タオル@200円である。

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御勅使川とその支流にあるオートキャンプ場である。御勅使川流域のキーワードは「砂防」以外にはない・・・という感じである。

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「白根桃源郷」として有名な旧白根町を通って帰路に着く。桃の花と頭を雲の上に出した富士山である。マラソン大会の立て看板がたくさん設置してあった。

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予想外の天候に恵まれ、非常に暖かく、良い景色を見ることができた心地よい探訪であった。

※ この記事中の三角点の点名及び標高は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから引用したものである。

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