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2010年2月21日 (日)

中津川林道を歩く

今日は中津川林道を歩いてきた。

この写真は、リコーCX3の「ミニチュアライズ機能」で撮影した中津川森林鉄道のものと思われるトロッコの車輪。

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本日は、旧大滝村の国道140号線から二瀬ダム方向に少し走ったところにある「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」が見られる最終日であり、見られる時間は午前8時からとのことなので、それに合わせて日の出前に、雪と氷に備えてスタッドレス装着車で出発。
例によって国道299号線をひた走ると武甲山が見えてきた。下の写真はCX3の「ダイナミックレンジダブルショットモード機能」で撮影したもの。雪に明るく輝く武甲山と手前の暗い針葉樹林が両方とも見やすく写るのだそうであるが、確かにこの機能を使ったほうがキレイに写るが、ブログに掲載するとそうでもなくなってしまう・・・orz ということで、本日撮影した写真は、この機能を多用している。

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時間調整のために浦山ダムの展望台に上る。荒川、蓑山、陣見山等がキレイに見える。夜であれば、きっと秩父市街の夜景も見えるに違いない。

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三十槌の氷柱に到着。駐車料金は500円。通常はキャンプサイトの駐車場のようであるが、この期間は氷柱のための駐車場になるようである。観光パフレットの写真等を見ると氷柱の量はハンパではなく、今日は半分程度と入口の看板に記してあった。

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途中スタッドレスで遊びながら滝沢ダムの脇を抜け、今度は中津川出合の氷壁である。こちらは県道から見られるので駐車料金はかからない。

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彩の国ふれあいの森・埼玉県森林科学館を歩いて出発である。気温は0度程度。

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その昔、中津川林道が有料道路だった頃、ゲートの棒を受けていた鉄柱ではないか・・・と思われるもの。中津川林道が有料道路だった頃の痕跡???(その1)である。

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ちょっと寄り道して、中津川森林鉄道の軌道があったと思われる部分の土留めの石積みである。現場付近で採れる石を積んだものと思われ、コンクリートなどが間に入っていないので、この附近の石積みでは最も古い時代のものと思われる。

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氷壁(ひょうへき)を登る方々にお会いした。写真はイマイチであるが、この氷壁を登られるようである。お話によれば、今年は暖かくて例年のように3月半ばまでは登れそうもないとのことだった。

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4キロを示す道程標である。おそらく中津川林道が有料道路だった頃の痕跡?(その2)であろうと思われる。

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大山沢隧道のツララでである。本日見たツララの中では最も長かった。3m近くはあると思う。

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信濃沢橋である。このあたりから雪が本格的に見え出してきた。

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定番写真スポットの素掘りのトンネルの手前である。

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この橋を渡った直後、氷で足が滑って見事にスッテンコロリン。左肘から着地。傷もできて血も出て、超痛かった。

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氷の玉である。生成過程は不明であるが、サングラスとの比較で大きさが分かると思う。

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氷瀑(ひょうばく)である。迫力を伝えられないのが残念であるが、これを見ることができただけでも来た甲斐を感じる。

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本日の折り返し地点。林道の傾斜が急になる直前の旧大滝村道12.5キロ道程標である。ここでUターン。何やら動物の足跡が点々と続いている。

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お腹がすいたので昼食にする。本日のメニューはシーフードヌードル(大)、レトルト焼鳥、インスタントコーヒーである。雪の中での昼食で美味しかった。休憩時間33分41秒。

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下の写真は、文末の資料にいう大河俣沢(おおがまたざわ)という地点であると思われる。文末の資料添付図では、この場所は検分河原とも受け取れる表記なっているが、当方が昼食を食べた場所、すなわち旧大滝村道12キロ道程標の辺りが検分河原と思われる。

その理由は、文末の資料の『何々沢』は森林鉄道の起点や終点を示しており、線状特徴物である沢の中の特定の地点を指し示していると考えられ、沢の最下流がその地点であるとすれば、信濃沢はこの地点、大河俣沢は中津川本流上のこの地点となる。
仮に、その地点が沢の最下流でなかったとしても、地点間の距離と現地の様子を拠り所として判断すれば、リンク先の地点がその地点であると思われるためである。

なお、文末の資料添付図では大河俣沢の最下流が信濃沢の最下流と同一の地点とも読み取れる標記となっている。

また、地点間の距離を測る場合、森林鉄道の経路の方が蛇行しているため現在の林道より距離が長くなることは容易に想像できるが、その差は図上計測で数百メートルの範囲である。

まっ、地元の方に聞くのが一番確実で、かつ早いのだと思う。

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警笛鳴らせのホーロー看板は、取り付け方の共通点から、中津川林道開設当初からあったものではなく、後日、追加して取り付けられたものであるとの印象を持った。したがって、中津川森林鉄道の「警笛鳴らせ」を流用したものではないのだろうと思う。
この辺りでは湿度のある深山の香りのする空気を深呼吸しながら歩いていた。まずは息を吐き出して・・・という感じで。テレビドラマのチャングムをふと思い出した。

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信濃沢の中津川森林鉄道の橋脚である。

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ガク沢橋のプレートガーダーに作られた蜂の巣である。

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隧道内で見た断層。

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何かと思って見たのだが、スパイラル魚道だと思う。これこそ「ミニチュアライズ機能」で撮影すれば良かったと思うが、あとの祭。

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ということで、昨日購入のトレランシューズの履き心地も良く、20キロ超のトレッキングは終了である。全体としてみると、雪道2割、アイスバーン又はシャーベット道2割、グチャグチャ道3割、歩きやすい道3割程度のイメージだろうか。決して小奇麗なトレッキングなどではないなぁ・・・と思う。まっ車が来ないのはいいけど・・・。
途中お会いした方は、氷瀑にチャレンジする方、工事をしている方、そしてMTB乗りさん1人である。
帰路に着き、大滝温泉(入浴料@600円、タオル@200円、貸しバスタオル@200円)で入浴。温泉らしい温泉の泉質のように感じた。

---------- 資料の始まり ----------

最後に本日の埼玉県森林科学館での中津川森林鉄道等の整備に関する調査結果である。
 昭和18~22年 大滝村中津川猿市~信濃沢 6,247m
 昭和23年 信濃沢支線 400m
 昭和26~27年 信濃沢~大河俣沢 2,399m
 昭和30年 大河俣沢~検分河原 1,159m 合計9,805m
 宿舎数 信濃沢10戸、大河俣沢30戸、中の沢10戸
 中津川林道の開通は昭和41年8月4日で、延長は18,167mである。

---------- 資料の終わり ----------

本日の歩行と調査によって中津川林道(森林鉄道)について抱いていた疑問はほぼ氷解した。

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