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2010年1月27日 (水)

物見山周辺ポタ

今日は、東松山市の物見山周辺のポタリングに行ってきた。そもそも仕事の予定があったのだが、相手方の都合でキャンセルになってしまい、天気も良いのでポタリングに出かけてみることにした。

「物見山」というと、ロードバイク乗りの間では圧倒的に東松山市の鳩山町境の物見山が連想されるのだと思う。一方、ハイキングなどを趣味とする方には、日高市高麗の日和田山の奥、高指山の電波塔の北側にある物見山(一等三角点所在)を連想される人の方が多いのではないかと思う。

当方の小さい頃の記憶では、東松山市の物見山は岩殿山と呼ばれており、中学生の頃には「岩殿山で 鳴く鳥は 声もよし 音もよし 岩のひびきで」という麦打ち唄を習った記憶がある。

ということで、岩殿山と物見山はどう違うんだ?という疑問もありありである。

ロードバイクで出発する。越辺川にかかる石今橋北側の鳩山変電所に到着。変電所の表札?は他の変電所と同様の様式だが、変電所自体は非常に小さい。奥右側の鉄塔は線名は知らないが、1番鉄塔である。

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少し西に進むと古い堤防が見えた。この堤防については地元の史書に詳しい。

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元に戻って、石今橋北側から北進し、物見山公園の東側入口に到着。管理人さんと車が数台のみ。ニャンコ先生はいなかった。

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物見山の西側に回りこみ、岩殿山観音(⇒道路上の案内標識の表示)の県道側からの入口(山門のある方向とは逆)附近を左折し、物見山に登る。

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舗装の切れたところでロードバイクを止める。季節はずれのツツジが咲いていた。いつかの秋に御堂笠山線の脇に咲いていたのをみて以来の季節はずれのツツジである。

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物見山の最も標高が高そうなところで三角点を探すがない。北側に少し降りたところに二等三角点「石坂」標高134.90mがあった。

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展望台に上ってみる。景色が良く見えるかというと見えない。大きく育った桜の木々の間から、堂平山、笠山、雪をかぶって真っ白の浅間山、谷川連峰、赤城山、男体山、東松山市街などが見える。南方面の眺望は得られない。散歩に来ていた年配の方のお話では、埼玉県立平和資料館の展望台(下の写真中央の円筒形の建物)に上るのが良いとのことだった。

さて、岩殿山と物見山の関係である。「埼玉・大地のふしぎ(埼玉県立自然史博物館編 2004)」には、物見山の名称は坂上田村麻呂に関する伝説に由来があるとの記述があり、岩殿観音は岩窟に千手観音菩薩を安置したのがはじまりとの記述がある。ということで、それぞれに名前の由来があることが分かる。また、この本では、岩殿観音は物見山の中腹にあると表現している。
一方、山頂にあった埼玉県の案内板には、「物見山をふくめた岩殿山の一帯」と記してあり、この地は埼玉県の名勝として文化財指定がされているが、埼玉県のHPによれば、その名称は「物見山岩殿山観音の勝(ものみやまいわどのさんかんのんのしょう)」、概要は「物見山は比企丘陵の最高峰。物見山から正法寺周辺は四季を通じ、景勝の地。」となっている。指定は、1922(大正11)年3月29日である。

ということで、正法寺の山号は岩殿山であり、また附近は岩殿という地名であり、加えて岩殿丘陵という地質学上の呼び名もあるようなので、岩殿山と物見山の件は了解である。

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物見山を後にして、地球観測センター方面に向かう。岩殿丘陵の泥岩の露頭を見ながら地球観測センターに到着。初めての訪問である。1978(昭和53)年10月設立。面積は11.2ha。

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正門である。正面には大岳とその右に富士山が見える。門の左側に受付があり、見学を申し出ると、記名を求められ、番号札をつけるように指示される。受託会社の守衛さんからは正面道路の左側は立入禁止であると念を押される。

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地球観測展示室を見学。規模は大きくないが何気に面白い。模型のパラボラアンテナを両手のレバーで動かすシュミュレーターは面白かった。

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下の写真は第4受信アンテナである。直径は13m。2000(平成12)年設置。第3受信アンテナを見ていると偶々向きが変わった。予想以上の素早さで動く。シュミュレーターと同じくらいのスピードで動いている感じだった。第3受信アンテナの銘板を見ると「宇宙開発事業団 空中線装置 1995年 三菱電機製」という内容が記してあった。

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第3受信アンテナの当方の地球観測センター到着時の向き。

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突然向きを変えた後の第3受信アンテナ。

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地球観測センターを後にして、取り付け道路を南に進む。ゴルフ場の向こうに堂平山、七重峠や笠山が見える。この眺めは、結構いい感じであり、当方の知る限りでは、堂平山、七重峠、笠山の最も良い眺めの一つかもしれない。

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地球観測センター取り付け道路の入口に到着。この間は坂道で1.5キロぐらいである。

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鳩山町の農村公園南側の「赤沼古代瓦窯跡」に到着。右側の建物の中が地下式登り窯の遺構。案内板によれば、使われた時代は7世紀後半から8世紀の初頭まで。
確かに、その昔、鳩山町(村)で武蔵国分寺の瓦を焼いたと聞いたことがあったが、案内板によれば、この窯はそれより古い時代から使われていたもののようであり、この窯で焼いた瓦を武蔵国分寺に運んだとの記載はなかった。まあ、8世紀の初頭まで使われたと書いてあるのだから、武蔵国分寺の瓦は焼いていないということなのだと思う。

更にこの南側には、石田国分寺瓦窯跡があり、こちらの案内板には、ここで焼いた瓦を武蔵国分寺に運んだと記載してあった。

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附近の谷津田。というには広すぎるかな。左奥が鳩山町農村公園。

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麦の列のカーブが何とも良い風情である。麦踏のローラー跡も面白い。

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結構、楽しめたポタリングであった。のんびりまったりとウロウロするのも面白い。ちなみに本日の最大心拍数は147である。

※ この記事中の三角点の点名及び標高は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスから引用したものである。 

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