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2009年10月 6日 (火)

全国森林鉄道

中津川森林鉄道の続きである。

「全国森林鉄道」西裕之著(JTBパブリッシング)を、以前にポチッとしていた。1~2ヶ月かかるとのことだったので、気長に待つ気でいたのだが、本日、帰宅すると届いていた。この本の発行は2001年で、当方の手元に届いたのは2008年の2刷である。定価1,400円(税別)である。

旧大滝村の中津川森林鉄道は、50頁に「武州中津川森林鉄道」として掲載されている。当時の木材を運ぶトロッコの写真なども掲載されており、往時を髣髴とさせる。

引用は控えるが、文中では様々なことが要領よく掲載されており、この記述を超える記述は、Web等では中々見当たらないのではないかと思う。参考文献や資料提供・取材協力などの機関名を見ても、この調査内容を、ちっとやそっとでは、より深めるのは難しそうなことが良く分かる。加えて、書名が示すように、対象範囲が全国なのだから恐れ入る。

本の中の写真を見ていて気が付いたのは、道路標識についてである。今まで、トロッコ鉄道の遺構?は道路標識については支柱だけだと思っていたのであるが、下の写真の「警笛鳴らせ」の標識と極めてよく似たデザインの標識の脇を、機関車に牽引された木材を積んだトロッコが走っているのである。これは、超オドロキ! 道路標識は、何と支柱だけではなく、少なくとも「警笛鳴らせ」は、ある程度の確率をもってトロッコ鉄道由来のものが使われている可能性がある。

きっと森林鉄道に関する知識をお持ちの方が、中津川林道を自転車で走ってみれば、更に多くの発見があるのだろうと思う。

2009100601

しかし、その一方では、この本を基礎として実際に現地を確認して、プレートガーダーの銘板を確認するなどの地道な取り組みをされている方々もすごいと思う。

そして、もう一つ。

「全国森林鉄道」に長野県上松町・王滝村の王滝・小川森林鉄道が掲載されているのが面白かった。こちらには路線図がついており、「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝」の100キロルートの一部(松原運動公園附近?)と森林鉄道の路線が重複するのである。当方は、王滝で走るMTBのルートを知らないが、中津川林道を自転車で走るのと似て面白いと思ったのである。

つまるところ、日本の森林鉄道の多くが広い意味での国有林に設けられたことが、全国的な共通点を生んでいる所以なのだろうと思う。

しかし、一方では、地元の目で見た森林鉄道、現場の目で見た森林鉄道という切り口も面白いと思う。当方は、今のところ、これ以上森林鉄道を追いかけるつもりはないが、少なくなくとも、平成22年度の刊行予定の「大滝村史」だけは読んでみたいと思うのである。

中津川林道は面白い。今度行ったときは、有料道路の痕跡を探してみたいと思う。

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