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2009年10月18日 (日)

道迷い防止策

自転車・サイクリングのカテゴリーで「道迷い防止策」という記事を書くとコマ図とかの話になりそうである。先日ウォーキングの本を立ち読みしていたら、コマ図が出ていて驚いた。コマ図は、ブルベが発祥なのかと思っていたのだが、どうなのだろう?

いきなり脱線してしまった。この記事で扱う「道迷い防止策」は、御荷鉾スーパー林道北側の白髪岩(しらがいわ)にある原三角測点探訪の歩行行程の話に特化したものである。

下の地図は国土地理院の2.5万分の1地形図「神ヶ原」の一部である。400×300ピクセル以内のJPEG形式等のファイルであれば、国土地理院の許可を取らずにWeb上に掲載しても良いそうなので掲載させていただいた。

2009101801_2
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

中央の赤線は磁北線である。この辺りでは、磁北は真北(しんぽく)に対して西偏7.2度。つまり、方位磁石(コンパス)の指す真北(まきた)にまっすぐ進むと、地図上の真北(しんぽく)から7.2度西にずれて進むということである。その誤差を調整するために、というかコンパス上の北(=磁北)をあらかじめ地図上に示しておくことによって、地図上の北(=真北(しんぽく))を無視するための基準となる線を磁北線というのである。

国土地理院の2.5万分の1などの地形図は上底が短い台形になっている(デザートに出てくるメロンを、皮の方から縦に地球の一部に見立てて皮の地図を作ることををイメージすると分かりやすい?)が、国土基本図やその図郭を細分化した地籍図(≒登記所の公図)などは、縦横の辺が直角に交わる、つまり長方形(横:縦=4:3)になっている。このあたりの平面直角座標系は第Ⅸ座標系である。まっ、日本全土に渡っては地球が丸いことを無視できないので座標系を分割する・・・という話なのだが、コンパスを使って山登りをする範囲では座標系の問題は発生しない。

ということで、本題である。当方の経験からすると、

国土地理院の2.5万分の1地形図を使って山登りをする場合、山道が表示されていないところにも山道はある。加えて、地形図上の山道が現地では異なっている(道がない・場所が違う)場合もあり、この辺がややこしい。また、現地では山道にひきづられてしまうことも良くあって、目的地から離れてしまう可能性も大である。ということで、把握すべき基本は地形であるが、国土地理院の2.5万分の1地形図で地形を読もうとすると、現地にある沢などが地形図上に表示されていないことは多い。見えた沢を、地図上の沢と勘違いして道迷いにつながるケースもある。実際には、沢の大きさや、前にチェックしたポイントからの距離が違っているので、迷わないはずなのであるが、人間の心の成せる業で・・・必ず自分を信じて?迷う。地形図を作成している側から言えば、地形図の限界、あるいは地形図の仕様ということだと思う。

下の地図(上の地図も同じ)をご覧いただきたい。

△が御荷鉾スーパー林道のカーブ地点、◎が原三角測点のある白髪岩である。経路とすれば△ ⇒ ◎までをA~Fの順で辿って行くことになるのだが、A~Fはチェックポイントである。

△から北に進む場合(誤って西や東に進んでも)、鞍部があるのはAのみであるので重要な地形状の特徴になる。

Bは西側の尾根に下りていってしまう可能性があるのでコンパスで確認する必要がある。更には、Bに到着する前にBに着いたと思い込み、東の小さな尾根に迷い込む可能性もある。

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この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

Cは、上りを避けるような気分の下に、南東側の尾根に進んでしまう可能性があるのでコンパスで確認する必要がある。

Dは北の尾根に下りてしまう可能性があるのでコンパスで確認する必要がある。

DからEに向かっていると思っている場合で、実はCにいた場合などは悲惨である。コンパスを見ても問題は解決しないので地形を読むしかない。BとCの間の鞍部で現地を確認していても、CとDを間違えるくらいのことは平気でやってしまうのが人間(少なくとも当方(^^;)である。

2.5万分の1地形図は等高線間隔が10mなので、9mの高さのコブがあっても表示されないこともあるので、平坦なのか坂なのか分からないところもミソである。一般的には、等高線がないと平坦であるような印象を持ちやすいが、そうではない。

そして、問題は帰路である。新規に通るのと同じようにポイントを把握して進む必要がある。行きの途中で振り返って景色を頭にインプット(撮影)しておくのも一方かも知れない。

最後に地図の縮尺。当方のパソコンでウォッ地図を見ると画面上の3cmが250mすなわち8,333分の1程度で表示される。言い方を代えると6mmで50m、12mmで100mである。老眼の目には、進むスピードを考慮しても1万分の1程度が見やすいと思うのである。まっ、狭い範囲で地図もかさ張らないし・・・。しかし、この考えは危険で、地図から飛び出した場合には現地把握不能に陥ってしまうし、少し離れた地点を目標として現在地を把握するクロスベアリングとかもできなくなるし・・・まっ、考えすぎも良くないな。

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