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2007年7月 4日 (水)

林道と森林管理道

日頃、お世話になっている林道について、HPを検索しながら調べてみた。「林道」という言葉は、大辞泉によれば「林の中の道。特に、林産物を運ぶために山林中に通した道。」であり、「農道」という言葉が「農作業のために農家と耕作地の間などに設けた道。」(出典同)となっているのと似ている。

林道や農道は、道路法(国土交通省所管)の規定による国道・都道府県道・市町村道などとは違い、基本的には、森林・林業基本法(農林水産省所管)などの法律の規定による「産業道路」ということになる。写真は、林道雀川上雲線(現在の正式名称は森林管理道雀川上雲線)の完成記念碑。

2007070401

 

各役所の林道関係のHPを見ていると話が混乱してくる。埼玉県は林道のことを森林管理道と呼んでおり、その根拠は埼玉県森林管理道管理基準と思われる。したがって、埼玉県が管理する丸山線も、雀川上雲線も、清流線も森林管理道ということになる。ときがわ町のHPをみると埼玉県と同様に、ときがわ町森林管理道管理基準が掲載されているが、越生町では越生町林道管理条例が掲載されている。したがって、ときがわ町の管理する林道は森林管理道であり、越生町の管理する笹郷線や猿岩線は林道ということになる。

更にいろいろと調べて行く中で、徳島県農林水産部森林整備課のHP(2007年7月4日現在)にたどり着いた。このQ&Aは非常に良くできている。曰く、林道には3つの区分方法がある。その方法とは、1補助事業の体系による区分、2 目的による区分(国庫補助公共事業の場合)、3 林道規程による構造・規格による区分である。森林基幹道、森林管理道、森林施業道の3名称は、この内の目的による区分内容であり、森林基幹道>森林管理道>森林施業道の順で補完関係にある。

徳島県農林水産部森林整備課のHP

 

しかし、この目的による区分の一つである森林管理道という言葉で、埼玉県の管理する森林管理道をとらえると、埼玉県には県の管理する森林基幹道はないのか?ということになる。埼玉県農林部森づくり課のHP(2007年7月4日現在)を見ると「林道の役割が、林業の振興から森林の有する多面的機能を促進する施設へと変化していることから、名称を森林管理道に変更しました。」との記載があるので、結局は、林道の目的による区分とは関係なく、林道の多面的機能に着目して、林道という言葉を森林管理道という言葉に置き換えただけのことと理解できる。なお、埼玉県が管理する森林基幹道があるかどうかは確認していない。

埼玉県農林部森づくり課のHP

 

以上を総合して考えると、林道という言葉は辞書にも掲載されるほど一般化しており、法律や林野庁の定める林道規程の中で使われている言葉でもある。一方、森林管理道は、いずれにせよ林道の全部または一部ということになり、この辺の曖昧さが話を混乱させている原因である。丸山林道や林道清流線などの表現は、気にする人は非常に少ない・・・私一人?(^^; ・・・だろうが、通称名として誤りではない。また、森林管理道笹郷線や森林管理道猿岩線も、林道の目的区分からすれば誤りではない可能性が高いが、正式名称(もちろん通称名も)とすれば、越生町が条例を改正しない限り林道笹郷線や林道猿岩線が妥当ということになる。

次に調べたのが林道の起点と終点の謎である。これは、いくらHPを検索しても結論は出なかった。やむなく関係者にお尋ねすると、「林道の起点・終点は、その林道の最寄りの木材市場に近い側を起点とし、遠い側を終点とする。」と日本林道協会が出版した本に書いてあるとのことだった。実際には、より上のランクの道路と接続している地点を起点とすることが多いようであり、国道と県道を結んでいる林道なら国道側が起点で県道側が終点、森林基幹道の支線や分線であれば、森林基幹道など上位の林道から森林管理道や森林施業道が分岐する地点が起点となるようである。それでは、森林基幹道と市町村道を結ぶ林道は・・・などと考えてしまうが、道路幅員などを参考にケースバイケースで決めているのではないかと推測する。いつか自転車に乗りながら、現地の標識を確認してみようと思う。

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